秋も深まるこの頃です。 ふと肌寒さを感じるこの季節になると、ネルは家族の誰かのベッドに上って寝るのが常でした。
みんなの10分の1の体重しかない自分が上に乗っても平気だと思ったのでしょうか。 ひとりで寝るのが寂しかったのでしょうか? きっと家族をオンドル代わりとしていたに違いありません。 何度追い出しても朝になると誰かのベッドに上っているのです。 ネルの重さに耐えかね、捕まえて湯たんぽ代わりにしても、隙を見ては逃げ出してじきに布団の上に戻っておりました。 去年はとうとうたまりかね、来年はネルにヒーター入りの寝床でも作ってやろうかと相談したものですがその機会はありませんでした。
ところで、わが家に来てすぐ、ネルはなかなかトイレの場所を覚えることができませんでした。 そうは言っても家族になるための基本のキですから譲歩するわけにいきません。 今回はずっと前のお話しのつづきですから、まだの方は先にばっくなんばーの1月のネルの小屋をご覧ください。