1 月 の ネ ル 物 語

明けましておめでとうございます。
1999年が皆さまにとって良い年であることをお祈り申し上げます。
また本年もネルの小屋をよろしくお願い申しあげます。

我が家の年賀状のウサギは、どこかネルに似てしまったといわれています。
今月もネルの遺稿を掲載します。 読んでやってください。



(尾頭付き)
 みんなはお祝いの時に尾頭付きの魚をたべます。 もちろん我々猫も、お魚は大好きです!
 でも、猫が魚をたくさん食べるように思われがちですが、わたしたちは一度にたくさんの魚を食べるわけではありません。 体も小さいので、人間みたいに大きな魚をひとりで丸ごと平らげるということはないのです。 わたしは、新鮮なイワシを1〜2匹食べればそれで満足です。 これは大変つつましいことだと思います。 そして、環境に優しい動物だとおもいます。
 それなのに、我が家で私に魚を丸ごと食べさせてくれたことなんて、ほんの数えるほどしかありません! 魚にありつけるときは、家族の食べ残しをもらうときです。 そのうえパパは「生の魚は猫の体に良くない。」などと訳のわからないことを言って自分のお刺身をくれません。 わたしの本当の大好物はお刺身なのです! 「ネルは人が食事をしていると足下へきてねだるから品がない。」などというのは失礼な話です。 満足に餌をもらえば食事をねだったりなどしません。
 家族みたい魚をもらえない私には、煮干しが唯一の尾頭付きになってしまいます。 「ネコは煮干しが好き」と思う人間がたくさんいますが、とくべつ煮干しが好きなわけではありません。
パパなんぞは、ママが煮干しでみそ汁のだしをとっているのを見ると「あとでネルにやったらいい。」と言うのですが、ネコをバカにした話です。 わたしは「だし」をとった残りかすの煮干しは味も香りもないので、食べないことにしています!

 「煮干し」というやつは頭が固くて、ハラワタがニガくて、尻尾がマズイときています。 わたしは、煮干しをもらった時は、頭とハラワタとシッポは食べないことに決めています。 はじめに前歯で頭を落とし、次に顔を傾けながら口の端にくわえてハラワタを除いて、最後にシッポを残して身だけをたべるのです。  わたしたち猫族は手が器用ではないので、わたしにはとても面倒な作業です。 ちょっとした心遣いで頭とハラワタを落とせるのですから、わたしの食器に煮干しを入れるときは身だけにしてほしいと思います。 そして、尾頭付きでくれるときは新鮮な大きな魚にしてほしいと思います。



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