今年も宿場祭りの行われる11月になりました。
パスカルは、相変わらず元気に暴れ回っています。 春生まれのパスカルは、冬がどんなに寒いかまだ知りません。
きっと暖かいところを探して自分の場所にすることでしょう。
今月もネルの遺稿を掲載します。 読んでやってください。
(頬ずり)
少し寒くなると、家族が突然わたしをつかまえてほおずりをしたりすることがあります。
それは、大抵わたしが楽しい夢を見ながら寝ているときです。
人間は「猫は、じっとしている人を好きだ」などと言いますが、そんなことはありません。
わたしたち猫は「何をするか解らない人がきらい」なだけです。
良い気持ちで寝ているところを突然宙吊りにされたり、蹴飛ばされたり、毛を逆撫でされたりして
楽しいわけがないのは当然です。 だから、行動が予測可能なじっとしていることの多い人の方を選ぶのです。 それと、どちらかと言えばいつもうちに居る人が好きです。
わたしは、家族が外出から帰ってくると玄関でおで迎えをします。 教養のあるわたしは、礼儀として玄関に来てお帰りなさいと言ってあげるのですが、パパなんかは変に勘違いして「良くお出迎えができたね。ニャーって言えてお利口さんだ。だっこしてあげよう。」と言ってわたしを捕まえてほおずりをすることがありますが、とんでもない勘違いっで迷惑千万です。
パパのいやな匂いがうつってしまった体を舐めてきれいにしなくてはなりません。
わたしはきれい好きなので、パパやタカシにさわられたら直ぐに舐めて匂いを落として、毛並みを整えることにしているのです。
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ネルの小屋ばっくなんばー
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