暑い毎日が続きます。
関東地方への台風の接近で先週末が涼しかったぶん、よけい暑さを感じるのかもしれません。
いまのところ、水不足という話しが聞こえてこないのはまだ幸いです。
これまでは軽井沢へ行ったときに買っていたルバーブという植物の苗を、ネット上で手に入れることができました。 我が家では茎をジャムにして食べるのですが、多年草ですから今年は大切にして根を大きく育てて来年の収穫に期待するつもりです。
今月もネルの遺稿を掲載します。 読んでやってください。
(あくせく)
暑い夏なのに、人間は毎日きまった時間に起きて仕事に行ったり学校へ行ったりご苦労なことです。
わたしはあくせくなんてしません。 暑いときは日陰で横になり、寒い冬は日向で丸くなって過ごします。 わたしたち猫は、いつも自分を見失わずに、ゆったりと過ごすことに決めているのです。
あせったところで、結果に大した違いが出るわけでもありません。 ゆっくりとした時の流れを感じながら物思いに耽るのです。(我が家の家族を含めて人間にはその点が良く理解できていないようですが・・・)
わたしは、生物の存在する価値は「幸せを感じること」だと思っています。 ご飯を食べて「ああ美味しかった。生まれて良かった!」と感じられることは物質が生命を得たことによる付加価値です。 逆に「こんなに悲しいなら生まれなかった方が良かった」と思うのは物質が生きものになったことによるマイナスかもしれません。
であるならば、少しでも多くの幸福感を作り出すことが大切です。 人間は文明を作ったと言って威張りますが、その結果みんなは幸せになったのでしょうか? わたしには、見かけの文明が進歩しても形だけで、本当の進歩はなくてお釈迦様も掌の上で回っているみたいに見えてしまいます。
何千年も前から文明を起こしたり、戦争をしたり、街を作ったり壊したり、よくも飽きないものです。 まあ、人間が好きでやっていることですから、迷惑でないかぎり文句をいう筋合いはありません・・・ 家族に頑張ってもらわないと、わたしが食事の心配をしなくてはいけませんから。
ネコにも使えるマッキントッシュを作ったことは、人間が地球のみんなを幸せにした数少ない得点と認めてあげて、お昼ご飯をもらうまで涼しいところでお昼寝をすることにしましょう。
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