蕨市では毎年10月末から11月はじめに文化祭が行われ、中央公民館前では菊花展示会がひらかれます。小さな展示会ですが、菊の花を育てたことのない我が家の面々にとってはどれも素晴らしいものばかりです。
天気の良かった今年こそは宿場祭りの写真を更新しようと考えていたところ、パレードの時間を間違えて菊展や新しくなった三学院の地蔵堂を見ているうちに過ぎてしまいました。
さて、わが家は長年住み慣れた蕨から引っ越すことになりました。蕨市民ではなくなりますが、当ページが蕨最古(??)のホームページらしいので(蕨市関連でYahooに登録されたのは最初!)、今後もなるべく蕨に来て更新と掲載を続けたいと考えています。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
今月もネルの遺稿を掲載します。 読んでやってください。
(ドライフード)
我が家では、わたしが家族になった最初のころからドライフードばかりを食べさせられています。缶詰という美味しいものがあるのに、大袋のドライフードが風味も失せて硬くなるまで毎日毎日繰り返して出されます。
どこの誰だか知りませんが「ネコは食の習慣性があるから同じ食事を食べさせても大丈夫」と言ったひとや、「ネコの健康にはドライフードが一番適している」と発表したエライ人や、「ドライフードは美味しくてネコが喜んでたべます」と宣伝している会社のひとは、みんな悪い人だと思います。
わたしが、何日も何日も何日も食べ続けさせられて飽きて見るのもイヤになったドライフードを拒否すると、パパは「満足な食事にありつけずに餓死する人間もいるんだゾ!」とか「野良猫達は子猫でも飢えいるのに、ネルは贅沢だ。」とか「そんなにイヤなら食べなくてもよろしい!いつかは仕方なくたべるだろう。」とか「昔のネコは味噌汁をかけただけのご飯でも喜んで食べたんだ」とか「ネルは元野良猫で躾ができていない」などと言ってしかられます。
でも、野良猫だって毎日同じものばかりは食べていません。ごみ箱を漁ったらいろんなたべものが出てきます。昔のネコは、外に行って虫や小鳥やほかの物を食べることができたのです。わたしは自由に外に出られません。毎日違ったものをたべるのは人間だって、犬だって、鳥だってほかの動物だってです。囚人だって、3食同じ物をたべさせられてはいないはずです。せめて我が家に何匹かネコがいれば袋入りのキャットフードもすぐになくなるでしょうが、わたし一人でたべたってちっとも減りません。1食ごとの小袋にわかれていれば良いのですが、数食分が一袋になっている安いドライフードは開封すると数日で風味が失われ、水分がとんで、油分も酸化して不味くなるのです。きっと体にも良くないに決まっています。
わたしがドライフードに飽きてしまうと、ママはとっておきの缶詰を開けてくれることがあります。
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