パスカルのおもちゃばこ・・・パスカルが家族になった頃


  浦和ペット里親会のスタッフに連れられて我が家に来た頃です。写真から起こしたので画像がよくありません。


 パスカルは浦和ペット里親会のスタッフに連れられて、夕方暗くなり始めた頃わが家に到着しました。
 まだ眼が開いたばかりで人の顔などは判別できませんでした。
パスカル君の持ち物は、数日分のペットフードとヨクモックの箱に入った砂のトイレ。
小さなパスカルでしたが、ちゃんとトイレの躾ができていました。 里親会の献身的なご努力に頭が下がります。


 知らない家にきて、人を恐れ箱の中に潜るパスカル。
カメラの方を向いていますが、眼が開いたばかりでまだハッキリと物が見えていたわけではないらしい。

パスカルは生まれてまもなく兄弟姉妹とともに捨てられ、飢えて死んだ兄弟がいたなかで幸運に拾われた数匹の一匹でだそうです。
 里親会の加賀美さん曰く「ペットも苦労した子は立派なやつが多い《とのこと。パスカルもたくさんの苦労をしたようです。知らない家に連れられて最初は新しい家族に怯えていました。
 里親に出される前、トイレの躾を一生懸命覚えたのでしょう。小さなパスカルにとってトイレはとても大切な場所でした。
 怖いことがあるとトイレのある段ボール箱に逃げ込みましたが、まだ小さくて手足が震え動きも緩慢なパスカルには箱の縁を越えるのも一苦労。


 家に慣れはじめ安心して休むパスカル。
 小さいときから人間と同じように仰向けに寝る癖がありました。この癖は大きくなっても変わらず。お腹の大きな王子様は6kg超のデブ猫に育つ予兆が・・・。


 生まれてすぐに親から離されたパスカルは、甘噛みなど猫としての教育を受ける機会がなく、愛情表現に夢中になると歯形が付くほど強く噛む癖がありました。人を強く噛んで怒られると、親愛を示しているつもりのパスカルには理由がわからず怯えてしまいます。
 動物病院の先生に相談した結果「この猫の癖ですから、好きなだけ噛ませてやってください《とのこと。家族が我慢することになりました。


 大好きな兄ちゃんお膝で一寝入り。
一番のお気に入りは兄ちゃんの胡坐の中。 夜寝るときは兄ちゃんのベッドの枕元。


兄ちゃんは「僕はこんなにかわいい猫を飼って良いのだろうか?《と言い、毎日学校から一目散で帰宅しました。


 家族と車に乗って霞ヶ浦へ。
ヘッドレストの穴を抜けてママのいる後部座席を目指すパスカル。


 おなかいっぱいで安心し兄ちゃんのドラゴンボール柄のクッションでお昼寝。
 ドラゴンボール人気が最高の頃、かあさまの友人から頂いた手作りのドラゴンボール柄グッズがたくさんありました。



  大好きな兄ちゃんの肩の上


危ない!と肩から下ろされるパスカル君 




ペットを飼いたいと思っている方へ
 毎週土曜・日曜、ボランティアによりJR京浜東北線浦和駅西口の伊勢丹前で、午後3時から6時まで(雨天中止)浦和ペット里親会が行われています。 訪ねてみてはいかがでしょうか? 捨てられたり里子に出されれて苦労した猫や犬は、みな人懐こくて良い子達です。
(連絡先0492-64-6614 上杉さん)

 九州でも福岡市天神町の「天神コア《前で雨降り以外は毎日ペット里親会(福岡動物里親の会)が行われています。
写真の犬達は野犬として処分されるところを助けられたのだそうです。
どなたか飼い主になってくれる方がいると良いのですが・・・・・


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