2007年6月のパスカルのおもちゃばこ
こんにちは、パスカルです。
もうすぐ梅雨入りらしいね。雨の日が嫌いな兄ちゃんは、空気に水分が多いと髪の毛の状態が良くないと言ってぼやいてるよ。
家の庭は薔薇の季節が終わってタイザンボクがたくさん花を咲かせてたけど、次は何かな。あ、ブルーベリーがそろそろ実をつけそうだって誰かが言ってたな。
最近、僕は家の中で気に入りの場所を新しくしたんだよ。それは、かあさまのパソコンデスクの下。みんなが留守にしてるときは僕はたいていここにいるよ。小さい窓の網戸から風が入ってきてとっても気持ちがいいし、お日さまの光も入るし、割と玄関の真上に近いから誰かが帰ってきたときもすぐわかるし。だから留守番のときはそこでウトウトってことが多いんだ。
ところで、4月にちょっとだけセイヨウニワトコ(エルダー)の写真を僕は出したつもりだけど、今年はこの花が実にたくさん咲いたんだよ。で、パパはたくさんエルダーフラワーシャンペン(ドイツでは"Holunder Sekt"ホルンダー ゼクトと呼ぶらしい)を仕込むことができたってわけ。
このエルダーって樹は、ヨーロッパでは「貧乏人の薬箱」といわれるだけあって、それから作られたエルダーフラワーシロップやエルダーフラワーコーディアルなんかは、お店で「風邪や花粉症に効く」として売られているらしいよ。
軽い花粉症のパパは、一番最初にできたエルダーフラワーシャンペンに氷を浮かせて飲んでは「なんとなく調子がよくなったような気がする」なんて言ってたけどね。
シャンペンとは言っても発泡性ゆえのネーミングで、アルコール分はゼロ。子供からお年寄りまで楽しめるライチの香りの爽やかな飲み物でヨーロッパの各地で楽しまれてるらしいんだ。その仕込んだ瓶が壁際にズラーっと並んでるんだけど、そのうち1本は発泡が進んで蓋が飛んでたんだって。朝起きてそれを見つけたパパがびっくりしてた。
僕もその蓋が飛ぶ瞬間をみたかったなあ。
では又、来月ね。
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