2009年4月のパスカルのおもちゃばこ


 こんにちは、パスカルです。
4月に入って、ご近所の桜も満開。いつものようにベランダも桜の花びらがたくさんとんできたよ。
でもベランダの桜吹雪は今年でおしまいらしいよ。その樹があるお家を改築してアパートを建てるらしく、桜の木も多分切られてしまうんだって、パパが言ってた。
 春になって暖かいし、気分はいいし・・・の筈なんだけど、僕は少なからずブルーなんだ。そのわけは、何だか訳のわからない誰かが家の中に加わった(らしい)こと。僕は二度ほどチラ見しただけで、確信はもてないけど、別の猫さんが家にいるらしいんだ。
 朝になるとどこかへ行って、また夜になると戻ってくるらしい。どっちに気を使ってるのか家の人たちは奴の存在を隠してるけどね。でも僕は勘もいいし、耳もいいから、何となく別の奴がいる気配を感じてしまうんだ。何か落ち着かないよね、こんなのって。家の人たちの話しを聞きかじって、僕の想像した話なんだけど、どうやら兄ちゃんが飲み会から戻ってきた夜中に、まだ小さい猫がついてきてしまったらしい。おなかもすいてそうだし、かわいそうだし・・ってことで僕に内緒で一晩泊めて。次の日は、「あの猫二つ目のブロックでみかけた」という、かあさまの言葉にしたがって、おばあちゃんが放してきたんだって。ところが、又、次の日兄ちゃんについて戻ってきたみたい。ポスターを作って飼い主を探して、一応みつかったんだけどペット禁止のマンションにいる人だったから、このままうちでってことになり・・・・昼は外で夜は家のなかで(しかも兄ちゃんの部屋!)お預かりしているらしいよ。何かまだ小さい子猫だから、僕が怒りくるって飛びかかるとでも思われてるのか、僕は時間によっては「出入り禁止」の場所ができて、はなはだ不愉快であります。
       では又、来月ね。

かあさまのつけたし
 我が家にとって猫とは「出会う」ものです。以前いたネルも、息子との散歩中に出会いましたが、今度は息子が家の近くで遭遇しました。赤いリボンに銀の鈴の痩せた猫でどこかの飼い猫風なので、ご飯だけやって放しました。ところが次の日の同じ時刻にまた現れてついてきました。一時預かりのつもりで、迷い猫のポスターを貼り、うちにきて一週間目に飼い主が判明。小学生の女の子が引き取りに来ました。ところが、折り返し電話があり、住んでいるマンションがペット禁止なので我が家において欲しいとのことで・・・・うちにやってくることになりました。
 名前はまだ決まっていません。パパは「チビ」とよび、息子は「ミー」とか言っているし、私は「百(もも)ちゃん」がいいなあと。小学生の女の子は「しゃけ」と呼んでいたそうです。
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