2009年8月のパスカルのおもちゃばこ


 こんにちは、パスカルです。
 梅雨が終わったのに、何だか雨の多い夏・・・晴れてても何となく湿度が高くて、ぶ厚い毛皮の僕は涼を求めて家の中をあっちへ、こっちへ。利き手じゃない方のドアも簡単にあけられるようになったから、兄ちゃんの部屋に入るのも出てくるのも何てことはない。僕は、ドアをあける家の人たちの様子をじっと観察して、ドアの開く仕組みを解明し、両手で把手にぶら下がって体の重みを使ってドアを開けるということをかなり前に習得したんだけど、百(もも)は努力家じゃないし頭も使わないから、自分でドアが開けられないんだ。
 人の近くに行って、「あのドアを開けてもらえない私ってかわいそう」みたいな甘ったれた声で啼くか、くねくねと寝転がって、「あのドアを開けてほしいのかな」と家の人に悟ってもらう・・・・・なんてお馬鹿なんだろう。
 −−−−と僕は思ってたけど、最近は、百も一点についてのみ頭を使った結果がでてきた。
それは、僕をなにげに見張って、僕がドアの前に行くや、スーッと寄ってきて、ササーっと一緒に入っちゃうこと。
オートロック式マンションの住人の後に続いて、何食わぬ顔で入ってしまう部外者といった感じ。
僕はうざいと思って、昼寝も夜眠るときも百からうーんと離れたところで一人気ままにしてるんだけど、ドアをあけるとか、ごはんの時間とか、そういうのは僕にくっ付くようにして百もぴたーっと同じ時間に動いてるよ。
 なーんか、ちょっとずるいし、いけすかないなって思って。でも僕は、人格者だから、ほうってあるんだけどね。
 ところが、「お馬鹿ほど可愛い」っていうのは本当らしく、うちの回りの(おばさん)連中に百はえらい人気があるらしい。1階のおばあちゃん、左となりの家の小母さん、右となりの家の小母さんは、何だか百のファンで、たまーに抱っこしたいって思っているらしい。(ま、僕よりは軽いから抱っこしやすいんだけど)「こんな良い三毛はいない」とか「まあ、かわいらしい」とか、大変なものだよ。おばさん3人のコーラスで、大昔に流行ったという「可愛いベイビー」のメロディーで「♪かわいいももちゃん はいはーい♪♪」なんて聞こえてきそうだよ。
この暑苦しいとき、僕はそういうのはごめんであります。
               では又、来月ね。


つぎのページ
今月のパスカルのおもちゃ箱
バックナンバー
ひょうしのページ
パスカルはここから養子にきました