10月のパスカルのおもちゃばこ
こんにちは。 パスカルです。
何だかよくわからないけど、家の中にいる僕にも風の感じが変わってきたのがわかって、今まで昼の間に寝そべっていたところは「あまり居心地がよくないなー」と思い始めて、昼寝の場所を変えたところなんだ。 家の人の話によると、夏が終わって秋になったんだって。 今まで敬遠してた毛布や布団の上もなぜか気持ちよくなってきて、お昼はカーペットやベッドの上にいるよ。 場所って言えば、一番の気に入りだったのは、テレビの後ろの空間なんだけど、この頃ちょっと入りづらくなってしまって、とても残念。
「パスカル、そこに入ったら、ウサギの穴から出られなくなったクマのぷーさんみたいになるョ」と家の人が言ってくれて、ついでに体重を計ってくれた。 3kgだって!! このうちに来たときは500gくらいっていってたっけ。 にいちゃんは最近失礼なことに「パスカル、おまえ大きくなったのはいいけど、どこかおじさん顔になったな」なんて言うんだよ。
そしてそのあと決まって「それなのに、指しゃぶりはおかいしぞ!」って言うんだ。
僕は、眠って起きると、なぜかかあさまのところに行って指しゃぶりさせてもらうんだけど、どうしてかなあ。 この家にくる前の記憶のどこかで(きっと本当の母さんの傍にいて)いい気持ちで寝転がっていた頃を、おもいだしているんだ。
パパは「こいつかわいそうに、お母さん猫のおっぱいをほしいのに捨てられて、お腹がすいて苦しかったんだ」「人間の赤ん坊がおっぱいを吸うのと同じ表情をしている」と言ってくれるけど、兄ちゃんは「こいつ爺さん猫になってもやるつもりだぜ」と無理にかあさまからもぎとってしまうんだよ。
だから、そんなときはにいちゃんを思いきり噛んでやることにしている。
パパのことは、爪を切ったり、風呂に入れいられたりでなんかウザイゴツゴツした手でイマイチ好きじゃないと言うより、けむたいんだけど、それでも僕が一人で留守番させられてて、最初に帰ってきたのがパパだとペロペロと舐めてあげることもあるよ。
ぼくら猫だって、噛みたいとき、舐めたいとき、指しゃぶりしたいときってTPOがあるんだよってわかってくれてるのかなあ。
では、又来月ね。
PS.この家には障子があります。 一カ所ちょっと破けてたところをねらって突進したらバリッて音がして、穴があいておもしろかったよォ。 次々に穴をあけて喜んでたら、家の人がみつけて「あばら屋みたい」と呆然としてしまったっけどね。 その後きれいにはりかえたらしくて、その部屋は僕だけは「禁進入」になっちゃった。
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