2000年11月のパスカルのおもちゃばこ

 こんにちは、パスカルです。
冬が近づいているね。 お日さまがでている間はまずまず暖かいけど、夜になったり、雨が降ったりすると、すーっと冷気が忍びよってくる感じ。
窓のそとは空気がキーンと音を立てそうなくらい冷んやりしてて、誰かが用のためにベランダとの境の窓を開けると、部屋の中に冬のかけらが入り込んでくるみたいだよ。
 家の人は「出かけるのにマフラーや手袋がそろそろ要る」と言ったり、部屋で厚いソックスをはいたり、ちょっとずつ冬支度を始めているらしい。 ぼくは一年中着のみ着のまま(?!)だから対処のしようがなくて、家のなかで快適なところをみつけるためにウロウロしてる。
 家の人、いやかあさまは、「冷え性だ」という理由の下に眠るとき用ソックスだの長時間座っている時用ひざかけだのいろいろと防寒グッズを揃えているにもかかわらず、僕を賢く(?)利用して暖をとろうとするから、いやんなっちゃう。
夏の間はぼくがひざに乗ったりすると、「パスカルがくると暑苦しいネ」とか言ってたくせに、このごろはじゅうたんの上で気持ちよく寝てるぼくを叩き起こして、抱き上げ「パスカルは生きてる湯たんぽだ、暖かくていい気持ち」とか言いながらベッドに連れて行ってしまうんだ。
 ぼくの方は、つかまったままなのは嫌だし、いくら何でも暑いし、尻尾を激しく振って抵抗するのになかなか離してくれない。
かみついて逃げてやろうと思うけど、次の日ごはんくれなかったら困るなあとか考えて、しばらくはつかまったまま横になってやるんだけど・・・・
 この頃はつかまる時間を察知して、TVの裏のすき間に避難するようにしてるんだ。
運悪くつかまってしまったら、ベッドの上のクローゼットの棚に飛び移って難を逃れ、明け方の寒い頃に布団の上に移って温まるんだよ。
するときまって「パスカルが上に乗ってて、悪夢をみそうだった」なんて言われるんだ。 かあさまは身勝手なヤツだとようやくわかってきたこの頃であります。
        では、又来月ね。

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