2002年2月のパスカルのおもちゃばこ


 こんにちは、パスカルです。
今年は雪をみないけど、それでも冬は寒くて嫌いだ。
せっかくじゅうたんの上で丸くなって、エネルギーを消耗しないような体勢になってうつらうつらしているのに、家の人がベランダとの間の扉をあけたりすると、さーっと冷たい空気が流れこんできて、まるでヒマラヤに迷いこんでいるような気になったりする。(ん!?行ったことないけどさ)
先月は、うちにきたクリスマスカードの図柄が可愛い猫だったことで、僕はされなくてもいいはずの比較をされて、「昔はパスカルも可愛かったのにねェ」とさんざん言われて、ムーッとしたことをはなしたよネ。あのときは、一瞬「2002年はダイエットなるものをしてみようか」なんて思ったんだけど。あー、やんなくてよかった!!
結局、家の人たちが求めているのは「少々スマートになった僕」じゃなくて、「浦和の伊勢丹の前ではじめて出会った赤ちゃんの頃の僕」だってことがよーくわかったョ。
というのは、先週宅配便の人が届けてくれた「あるもの」で、またまた「あの頃はよかった」発言が、かあさまと兄ちゃんの間で飛び出したことではっきりしたんだ。「あるもの」とは、さるキャットフード会社から届いた僕の写真のステッカー。かあさまが応募した懸賞に当選したんで、僕の写真をどれか1枚送って大きなステッカーにしてもらったんだって。
それならそれで、今の僕のりりしい姿のを送ってやってくれればいいのに、「横長の写真しかダメって書いてあるよョ」とか言いながら、かあさまと兄ちゃんが選んだのは、この家にきて2日目の僕の姿!
兄ちゃんは、「この頃は。おなかの模様もかわいい」と言うし、かあさまは「パスカルもトイレの砂とかキャットフードとか、こんどのとか、自分のだけはよく当てるねえ。たまには、旅行券とか車とか当てなさい」とのたもうた。
僕、車に乗るのはイヤだし、旅行は連れてかれるのも置いてかれるのもイヤだしなあ。
あ、本当にいいたかったのはそんなことじゃなかった、兄ちゃんのことは「幼稚園のころは可愛かったのに、今はねェ・・・」なんて言わないじゃないか。僕も同じに扱ってくれよ・・ネ。
             では又、来月ね。

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