2002年12月のパスカルのおもちゃばこ


 こんにちは、パスカルです。
 だんだん寒くなってきて、うちにもストーブがつくようになったよ。
かあさまは、エアコンは暑くするのも涼しくするのも嫌いっていう人だから、我が家では寒いときはもう何十年(?!)も前から、アラジンという会社の石油ストーブが活躍してるらしい。家に初めてきた人は「年代物!!」といって驚くみたいだけど、僕は暖かくなるんなら手段は選ばない。 だから、ストーブが消える夜中は、家の人の体に乗っかって暖をとるんだ。
ところで、この間のことだけど、僕の知られざる才能がちょっと話題になったんだよ。フローリングを直すか、壁紙をかえるのか僕は詳しくは知らないんだけど、何か家の中の様子を変えるらしくリフォーム屋さんのお兄さん(動物好きらしく、僕のことを優しく扱ってくれるから、気にならない人)が時々来たんだ。お客さんが来ると、家の人たちは僕の存在を忘れちゃうから、僕のごはんがお皿になかろうが、水がなかろうが気にかけてくれない!! で僕は、「おなかすいてるんだよ」とか「あのー、水ほしいんですけどオ」とか「お客さんいるのわかってるんだけどさあ、ちょっと眠くなったんで少し静かにしてもらえませんか?」なんて言っちゃうわけ。僕は、言いたいことをいろんな風に表現できて、当然のようにこれまでもそうしてきたんだけど、そのお兄さんは、何でもかんでもニャオで片づけるフツーの猫ばかりを見てきたらしく、僕が数種類トーンを変えて喋っただけで、もうびっくり!「あ、この猫しゃべるんですかあ」なんて言って、会社に帰って「今日行った家にしゃべる猫がいる」って吹聴したらしい。お兄さんは「TVに出られるかも」とも言ったけどそれは独り言みたいに小さい声で言ったから、かあさまの耳には届かなかったらしい。よかった、よかった!! ステージママになろう、なんて気を起こされなくてすんだよ。
             じゃ又、来月ね。

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