2003年3月と4月のパスカルのおもちゃばこ


 こんにちは、パスカルです。
 相変わらず風の冷たい日もあるけど、お陽様の光はずいぶん春の感じになってきたね。 寒さ嫌いのかあさまもときどき庭に出てるから、気温もすこしずつ上がってきてるのかな。
今日、かあさまは庭でフキノトウをみつけて、夕飯のときに早速てんぷらにして食べたヨ。
あーっ。そんなことより今日は重大ニュースの発表があるんだ。 他の人にとっては何でもなくても、少なくとも僕にとってはぴょんぴょん飛び跳ねたいくらいの「やったネ!」って感じ。 ついに・・・新しい家のリビングと廊下の間のドアを自力で開けることに成功したよ。
ペット用のドアがちゃんとついている家もあるけど、うちの人たちは結構気が利かなくて、そんなものを作ってくれなかったけど、トイレが廊下にあるため僕はいつも困ってたんだ。 ワォンワォン啼いて誰かに開けてもらうか、誰かが出入りするときを狙って、一緒にスルッと抜けるか・・・でも留守番してるときに本当に困っちゃってサ。 それから、家の人たちがどうやってあのドアの向こうに行くのか観察してたんだ。 金属の何かがドアについてて、それに触るとドアが開くんだね。 しばらくの間、僕は伸び上がって金属の部分(「ドアノブ」と言うらしい)を叩いたり、押したりしたんだ。 「押してもだめなら引いてみな」っていうけど、体重をかけて、下に引っ張るようにするとドアが開いた!! 向こうに押すんじゃなくて、上から押す式。一度僕がトライしてとき、パパが引っ張りやすいようにひもをつけてくれたけど。なんだかやりにくかったゾ。 兄ちゃんは僕をだっこして、「ほら、ここに力をいれて」って教えてくれたからわかりやすかった。
初めて僕がドアを開けられたとき、家の人3人ともたまたま居合わせてね。 「『2001年宇宙の旅』で猿が道具を使うことを発見したときみたい」なんて、パパが古ーい映画を思い出してた。 「えらいなパスカル。缶詰をやろうね」なんて言われて、僕もうれしかった!!
でも、缶詰は初回時特典だったみたいで、次からは僕がドアノブに手を掛けてちょっと振り向いて「さあ。今から開けるよ」とアピールのポーズをしてみせてもあまり感動されなくなったけど。
おまけに、開けたらなら閉めろよ、パスカル。寒いぞ」なんて兄ちゃんは言うし・・・知ったことかい。
             じゃ又、来月ね。

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