2005年6月のパスカルのおもちゃばこ


 こんにちは、パスカルです。
何だか雨が多いなあって思って、リビングのカレンダーをみたら、6月ってなってた。梅雨の時期になってたんだね。
家の人たちは、雨が嫌いで、ごー慢な兄ちゃんは「俺の周りだけふらないようにできないかな」なんて言ってるけど、パパもかあさまも兄ちゃんも、それぞれに用事があるから、雨降りでもでかけていくんだ。(かあさまなんか、足にまとわりついて邪魔してもあっさり行っちゃうからね)
いつも留守番の僕は、ベランダに出ても濡れるだけだし、兄ちゃんの部屋の探検もそろそろ厭きたし、「庭に出てみてもいいかなあ」って思い始めたときに雨続きになったから、階段室の手摺の上に陣取って、「誰か帰ってこないかな」って待ってることが多いよ。(一日中待ってるわけじゃないよ。午前中はリビング、午後は寝室のかあさまのベッドの脇の床でしっかり眠ってるよ)
門を開ける時のカッチという音と大体の時間、玄関までの足音で誰が帰ってきたかわかるんだ。
一番早く帰ってくるのはかあさまだから、僕は急いで玄関に降りていって、「一日中ここにいたよ」っていうふうな顔をして、お利口そうにポーズをとってるんだけど、かあさまは大抵、お隣のおばあちゃんの玄関で「ただいま」を言うから、そこで”おしゃべり”がはじまるともうダメ。長いんだ。
待ちくたびれて「ワォ〜ン」と何度か啼くと、やっと僕の家の玄関をあけて帰ってくるんだけど、僕はふてくされて、あまり甘えてやらないことにしてる。
兄ちゃんは、「お、パスカル迎えにきたか」って頭を撫でてくれるけど、食べ物を特にくれるわけじゃないから、あまり嬉しくない。ふだんはけむたいパパだけが(かあさまに内緒で)食卓のものをくれたりするから、早く帰ってくればいい人だけど、会社の用事で外で食べてくることが多いから僕はダイエットフードだけの日々でつまらないよ。
                                     では又、来月ね。

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