2005年10月のパスカルのおもちゃばこ


 こんにちは、パスカルです。
 10月になったのに雨が続いて、雨降りが嫌いな兄ちゃんは外に行く前にブーブー言うけど、外に行かない僕にはあんまり関係ないね。ベランダに出ると足が濡れるからイヤだなあとは思うけどね。庭に出られなくなったんだ。僕は少し庭を散歩できるようになって家の外も面白いなあと思いはじめてたんだけど、先月、ワクチン接種でドクターのところへ行ったときに「庭でよその猫と接触するのはちょっと困りものですね。ツバが飛んだだけで伝染する病気もありますからねえ。」と言われて、結局、僕の外遊びはなくなっちゃったんだ。
 家の中での階段鬼ごっことか、スーパーボールを使ってかあさまとやるサッカーもどきとか、少しは運動するけど、何となく「思いっきり外に出とけばよかったなあ」って気もしないではない。
で、僕の目下の楽しみは相変わらず、暖かいところでいい気持ちでゴロゴロすること、食べること。
秋刀魚の季節だから、家の人が食べるときに少しもらえるのは嬉しいよ。人間の食べものって、塩とか醤油とか味をつけてあるから、僕たちの体のためにはあまりよくないらしい。家の人は、それを知ってるからたくさんはくれなくて、ほんのちょっとわけれくれるだけなんだけど。でも秋刀魚を焼いている時の匂いとか、ツナ缶を(僕のじゃない。家の人たち用のやつ)シュッと開けたときにフワーッと立つ匂いとか たまらないね。
ぼくのフードはいつも同じ種類なんだけど、家の人たちは朝・昼・晩におやつまで実にいろんなものを食べてるよね。ぼくは別に食べたくなくても「どんなものかな?」って興味で、食卓の近くまで行ってみるんだ。でも、ぼくに食べられそうなものは「これは味が濃いから」と言いながら無視するくせに、梨とかリンゴとか僕が食べないってわかっているもののときには「食べたいの?」とお皿ごと近づけてきたりするんだ。ずるいよね。
                              では又、来月ね。

つぎのページ
バックナンバー
今月のパスカルのおもちゃ箱
ひょうしのページ
パスカルはここから養子にきました