2006年8月のパスカルのおもちゃばこ


 こんにちは、パスカルです。
 毎日暑いね。長かった梅雨の時期が終わって待望の陽の光が嬉しいって家の人たちが喜んでたけど、それも束の間。「こんなに一度に真夏日にならなくてもね」って今度はうんざりしてるよ。僕も「今日は暑いかな」って思う日は風の通り道をみつけてウロウロ。階段の真ん中あたりが一番いい気持ちでいられるからそこにいることが多いんだ。
 すると、外から帰ってきたパパが「パスカル、おまえは毛が黒いんだから暗がりにいるなよ。間違ってふんずけそうだ」って文句を言うんだよ。でも僕は頭のなかで計算して、ちゃんと家の人の動線から外れたところにいるんだけどね。
 かあさまも兄ちゃんも決して階段の途中にいる僕をふんずけたりしないし「ふみそうだから邪魔だよ」とも言わないし。何かを間違えて踏んだり蹴飛ばしたりするのは決まってパパなんだ。
 これは本人が言うように「俺は足が長いから」というのでは決してなくて、単に注意力が散漫なだけだと僕は信じてる。(かあさまも同意見らしい) パン屑とかも一番散らかすしね。
 このパパの唯一(僕にとっての)いいところは、ボール投げや階段鬼ごっこで遊んでくれることなんだけど、この頃僕はお昼寝がブームだから、当然遊び時間は夜中ってことになる。そうすると「パスカル!夜遅くは迷惑だ、眠りなさい」とかいって構ってくれないんだ。
構ってくれるとしたら(僕が望まないときに)爪を切ったり毛をすいてくれるとき。だからパパが帰ってきてもすり寄っていかないことにしてる。かあさあまに内緒で毎日缶詰を開けてくれたら玄関で待っててすり寄ってあげるんだけどね。
                                 では又、来月ね。

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