2006年12月のパスカルのおもちゃばこ


 こんにちは、パスカルです。
だんだん本当の冬になってきたね。リビングの床に僕用のカーペットを敷いてもらったり、家の人用のクッションを試したりして、僕はおなかを冷やさないように工夫をしているよ。
でも、この季節になると一番気持ちがいいのは、お布団の上。お昼の間、家の人がいないときは、当然暖房は入っていないけどお日さまの光の差し込む部屋で、ベッドの上でうつらうつらするのはとっても気持ちがいい。
 午前中はリビングから兄ちゃんの部屋、午後〜夕方は、パパたちの寝室と僕は移動しながら心地よい空間を探すんだ。夜は冷え込むから、当然お布団の上、それも家の人の体温がかすかに伝わってくるくらいの暖かさが僕は一番好き。だから家の人の体の横とか足の方とかを狙って座るんだ。それなのに、自己チュウのかあさまは、一枚うわ手で僕を利用して暖を取ろうとするんだからひどいよね。ギューッと抱っこされて、一緒に布団に入れられたら、僕は暑くてたまらないし、第一、身動きができないなんて冗談じゃないよ。
で、僕はまつわりついてる手を甘噛みして(「ギャッ、パスカルにかまれた」なんて騒がれても知ったことじゃないね)かあさまから逃げ出し、かあさまの頭とベッドのボードの間に行くんだ。最初は体を細くしてそーっと入って、敵が眠りについたあとに少しずつ体を伸ばしてく。
 一度、うっかり、かあさまの体の上を通ったら、何を勘違いしたのか「商店街をライオンが歩いてる夢を見た」なんて言ってたよ。
朝になって、「パスカルは段々体の幅を広げて・・・眠れないったらありゃしない。電車の座席の空いている幅から言って絶対ムリそうなオバサンが強引に座ってくる感じに似てるよね」なんて言うんだ。
いやんなっちゃう。     では又、来年。良いお年を!
                           パスカル

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