elder flower cordial
ネルパパは毎年5月になると、庭に咲くエルダー(西洋にわとこ)の花を使って、
炭酸飲料”ELDER FLOWER CORDIAL”(エルダーの花の甘味飲料)を作ります。
作り方は簡単で、熱湯で砂糖を溶かして冷ましたシロップに、エルダーの花、レモン、ほんの少しワインビネガーを入れます。
1~2日ほど寝かせた後、フィルターで濾して瓶に入れて約半月置くと、エルダーの花の良い香りがする炭酸水になります。
ネルママの表現によれば”ライチーソーダ”みたい。
炭酸は加えません。エルダーの花の花粉が持つ酵母が砂糖と空気(酸素)によって
発酵類似の効果を促進し炭酸を発生させるように思われますが、発酵しても炭酸だけでアルコールを生じない
のが摩訶ふ思議!!!
ネルパパは、コーディアーの美味しさはもちろん、その発泡のふ思議さ、飲むと何となく元気になる効果(?)に魅力を感じて毎年エルダーの花が咲くのを楽しみに待ちます。
5月はルバーブの収穫が始まり、バラが咲き、誕生月とネルパパにとっては最も大切で
超多忙な季節ですが、”ELDER FLOWER CORDIAL”の仕込は欠かせません。
ドイツやオーストリーではELDERを”HOLUNDER”、この飲み物を”HOLUNDER SEKT”(エルダーの炭酸飲料)と呼びやはり同じ方法で作るようです。
追伸:先日、街で「botte green SPARKLING《elderflowerと書かれたイギリス製の飲料を発見し、早速購入してみました。
残念ながら結果はハズレ。 ボトル裏面の原材料吊に記載があるとおり、エルダーフラワーコーディアルとは製法が違い、炭酸水に砂糖、エルダーの花のエキス、クエン酸を加えたもので、花粉の作用で熟成・発砲した様子がなく味・香ともに異なるものでした。
追伸(2):5月下旬にロンドンで撮ったエルダーの花です。ロンドンの街の至るところにエルダーがありましたが、花の香りは薄いように感じました。
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